2019年のカープを振り返る

2019年プロ野球シーズンセ・リーグは、ジャイアンツの優勝で幕を閉じた。僕が愛する広島カープはと言うと、優勝争いには絡んだというものの、みっともないゲームが余りにも多く、遂にはあと一勝足りずまさかの4位という結果でシーズンを終えた。つまり、クライマックスシリーズにも進出出来なかったのである。優勝は無理でもクライマックスシリーズには何がなんでも進出出来るだろうと、おそらく9割5分ぐらいのカープファンがそう感じていた中、また他チームのファンでさえそう感じていた中、まさかの4位という順位でシーズンを終えることになった。

では、2019年のシーズンを振り返り、カープの何がいけなかったのか。何が原因でV4を逃し、果ては4位という誠に残念な結果に終わってしまったのだろうか。

その原因を考えてみた場合、やはり中継ぎ投手陣、クローザー投手陣の崩壊という所に尽きるのではないかと思う。もちろん、丸がFAで抜け、田中広輔が不振だった、また精神的支柱だった新井も抜けたなどという点も少なからずチームの戦績に影響を与えたが、それ以上に中継ぎ投手陣とクローザー投手陣の不甲斐ない結果というものがチームの勝敗、ひいてはチームの順位に影響を与えたように思う。

昨年までは「逆転のカープ 」と呼ばれ、ゲーム中盤から終盤にかけてゲームを逆転し、その結果勝利を納めるという展開が印象的だったカープ 。

反転、今年は先制はするもののゲーム中盤から終盤にかけて相手チームに逆転を許し、そのまま敗戦を喫するという展開が実に多かったように思う。

つまり、チームのゲーム展開が昨年までと今年で大きく変わってしまったと言えるのだ。

ゲームを見ていても、正直6回や7回以降安心してゲームを見ていられるということはなかった。今村やフランスアをはじめ、中継ぎ以降のピッチャー陣のピッチングを冷や冷やしながら見ていたというのが正直なところだろう。

8月の京セラドームでの対タイガース戦での逆転負けや、9月に入ってからの神宮球場での逆転負け、横浜スタジアムでの7-0からの逆転負けなどは特に印象的で、それらのゲームは今年のカープ を象徴するようなゲームであったように思う。

もちろん、中継ぎ投手陣やクローザー投手陣の責任ばかりではなく、ここ一番での打撃陣の不振も今年のカープ の敗因の一因でもある。とは言え、やはり中継ぎ以降の投手陣がもう少し踏ん張ってくれていれば、という思いはファンとしては強い。

監督やコーチ陣の采配にも首を傾げてしまう瞬間もやはり何度かあった。現状のカープ選手層がそれまでのレベルなのだと言われてしまえればそれまでだが、それでもそれ以外の違う判断があったのではないかと思ってしまう瞬間が、特にシーズン終盤は多かったように思う。

とは言え、シーズンはもう既に終わってしまった。今年の日本一はジャイアンツかホークスか、というそういう時期である。

チームを3連覇に導いた緒方孝一監督は引責辞任し、新たに佐々岡真司新監督が就任した。2軍投手就任当初からこれは次期監督就任への布石かと感じていたが、それがいよいよ現実となった形だ。

チームの弱点を改善し、来年はチームを2年ぶりの優勝にぜひとも導いて欲しい。2019年シーズンの悔しさを胸に、2020年もカープ の応援を熱く続けたいと思います!

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